名曲ガイド#01 ジェイムス・ギャング『ファンク#49』

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James Gang『Funk#49』

洋楽ロックの黄金時代に生まれた名曲の中から、渋めの曲を選んで掘り下げてみたいと思います。第1回はジョー・ウォルシュのギターがカッコいいジェイムス・ギャングの「Funk#49」です。

ファンキーな豪快リフが響くザ・クラシックロック

james gang rides again

リリース:1970年
収録アルバム:ライズ・アゲイン(James Gang Rides Again)

【クレジット】
作詞作曲: ジェイムス・ギャング(James Gang)
プロデューサー:ビル・シムジク (Bill Szymczyk)、ジェイムス・ギャング(James Gang)
レコーディング・エンジニア:ビル・シムジク (Bill Szymczyk)

【パーソネル】
ジョー・ウォルシュ (Joe Walsh):ギター、ボーカル
デイル・ピーターズ (Dale Peters):ベース、バック・ボーカル
ジム・フォックス (Jim Fox):ドラム、パーカッション

【シングル・チャート】
全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100): 最高59位

ジェイムス・ギャングの文字通りファンキーな「Funk#49」はジョー・ウォルシュの豪快なギターがとにかく気持ち良くて、これぞザ・クラシックロックと呼びたくなる曲です。カッコいいタイトルは前作のアルバム『Yer’ Album』に収録された「Funk#48」からの流れで、ファンキーなジャムに番号を振ったものだそうです。

この曲に限らずジェイムス・ギャングはスリーピースバンドらしくギター・ベース・ドラムがそれぞれしっかりと自己主張していて、ラフなボーカルとコーラスもバンドのカラーに似合っています。2ndアルバム『ライズ・アゲイン』のトップを飾る「Funk#49」はイントロのギターの音が右のスピーカーから左のスピーカーに流れてあのリフが始まり、ドラムが入ってこれもファンキーなデイル・ピーターズのベースが入ると気分は最高潮です。

ジム・フォックスのドラムの音もひとつひとつが粒立っているようで、これがまた気持ち良いんです。この辺りはレコーディング・エンジニアも兼ねるプロデューサーのビル・シムジクのセンスもあるのだろうと思いますが、できれば許される限りの大音量で聴きたいところですね。

ジョー・ウォルシュのジャリッとした突き抜けるようなギターの音は、“ブラックフェイスのチャンプ(Fender Blackface Champ)とテレキャスターを直結して録音した“のだそうです。シムジクは“ジョーはスタジオに巨大な機材を持ち込むことはほとんどなかった。小さなアンプを鳴らして、それをマイクでギリギリまで近づいて拾うのが彼のやり方だった”と語っています。

彼はオハイオ州クリーブランドのクラブで演奏していたジェイムス・ギャングを気に入ってプロデュースすることになり、バンドを脱退したジョー・ウォルシュのイーグルス加入後も『ホテル・カリフォルニア』や『ロング・ラン』のプロデュースを手掛けました。名曲の裏に名プロデューサーあり、ということですね。

※Spotifyプレイヤーの再生ボタンを押すと試聴できます(ログインしていない場合は30秒のプレビューとなります)。音量はお使いの端末で調整してください


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